任天堂の次世代ゲーム機でPCエンジンやメガドライブのゲームが動く!?
個人的には、とっても興味深いニュースが舞い込んできた。
任天堂が今年(?)発売を予定している次世代ゲーム機「レボリューション(仮称)」用に、ハドソンやセガが過去に自社で発売したハードウェアで動作していたゲームを提供するということでニュースになっている。
ハドソンといえば、NECをたぶらかして(マテ)共同開発した「PCエンジン」がある。
一時期は任天堂から出ているファミリーコンピュータ(ファミコン)と人気を二分していた頃もあった。
ファミコンより処理能力が向上し(さすが8086)さらにソフト開発もしやすく、ハードウェアとして新たにCD-ROMという、大容量メディアを使うことで、当時では考えられないほどのすばらしい、いくつもの名作が生まれたハードウェアである。
しかし、ファミコンの物量に負け、しかもハードウェアが高すぎなうえに、ハードウェアによって動かないソフトも存在するなど、非常に中途半端に終わってしまったハードでもある。
ソフト側というより、ハード提供側により自滅した感もある・・・
セガといえば、当然ながらゲームのハード及びソフトでは最大手とも言っていい場所である。
その中で、今でも名機とまで言われる「メガドライブ」がある。
まだスーパーファミコンが出ていない時に、画期的ともいえる16ビットCPU(最強だぜ68000)と、新たに搭載されたPCM音源装置と画像処理能力により、ファミコンやPCエンジンとは比べ物にならないほどの綺麗で滑らかな画像により、多くの名作が生まれた。
しかし、ソフトウェアの提供には、セガとのいろいろな契約が必要になり、そうやすやすとソフトが出せない(というより、滅多に契約が結べず、ソフトを出しているところがほとんどセガ)という問題があったわけである。
セガとしては、ファミコンの最大の問題である、クソゲー乱立を防ぐための行動だったのかもしれない。
それにより、実際としてメガドライブから出ているゲームには名作が多い。
裏を返すと、ソフトが人を選ぶものとなってしまった感は否めない。
しかもメガドライブを販売した時期が、スーパーファミコンを任天堂が投入するちょっと前という大問題があった。
第1世代ゲーム機で見ると突出しすぎていて、第2世代ゲーム機(スーパーファミコン、CDROMROM)として見ると、微妙に的が外れているといっていい。
任天堂、セガ、そしてNEC(ハドソン)
当時を知っている人間にとっては、80年初頭に勃発した第1次、そして第2次ゲーム機戦争にとって、この3社をはずすことは出来ないだろう。
結果は前述の通り、物量で任天堂の勝利だったわけだが・・・
80年代のゲームは、実際問題として、現在でも根強いファンがいる。
懐ゲーなど、実際にこの時期のゲームをオンライン配信したり、AGESという形で復刻販売しているところも多数存在する。
それらのゲームが、全部まとめて・・・任天堂のハードという当時敵ともいえるハードで動作するようになるそうなのだ。
レボリューションではオンラインにてゲームを配信するサービスを行うということを打ち出している。
そのカテゴリの一つとして、どちらかともなくこの話を打ち出したようである。
これが実現すると、確かに両者としても多大なメリットが存在する。
一つは、いわゆる80年ゲーム世代を生きてきた、既にゲームをやらない20歳代後半から30歳代の人たちを抱え込むことが出来ることになる。
特に任天堂のハードは、そもそものコンセプトが「子供のおもちゃ」である。
そのために、複雑な設定が必要となったり、いわゆる若年層が遊ばないゲームを出すことには難色を示してきた。
第5世代ゲーム機戦争時((後期型)PS2、GC、XBOX)の時には、ぎりぎりまでGCでオンラインゲーム(PSO)を出すということに対してGOサインを出さなかったり、各種PS2と同様のゲームを出すということに対してもGOサインを出さなかったために、20~30歳代ゲーマーの取り込みに失敗、結果としてPS2に物量で負けてしまった経緯もある。
レボリューションで、その考え方を完全に方向転換。
オンラインを中心としたソフト配信を行うなどのやり方は、むしろXBOXの考え方に近いともいえる。
そういう面では、若年齢層向けには今までと同じソフトを、20~30歳代にはそれ向けのソフトの提供と、オンラインでのAGES配信という形で抱え込む作戦をとるのであろう。
もう一つは、過去の資産を無駄にしない、ということである。
前述のPCエンジン、メガドライブで発売されたソフトを合わせると軽く2000本近いゲームが過去発売されている。
全て需要があるか、と言えば違うであろうが、それら一部に対してだけでも需要があるとしたならば、既に減価償却が終わっているソフトばかりということもあり、非常に有益に利用できるということがある。
もう一つは、世に蔓延しているとも言える、エミュレータや、不正売買対策のような気がする。
現在、第1世代や第2世代のゲームに関しては、すでにまともに動作するソフトウェアおよびハードウェアに関してはほとんど正規ルートでは手に入れることは難しい。
エミュレータと言われる、ハードウェア環境を擬似的に再現したソフトウェアにより、各自がROMから吸い出したソフトをWEBから手に入れて遊んだり、某所露天などに売っている不正コピー作成されたROMと、これまた不正に作られたハードウェアで遊ぶしかなくなる可能性もある。
一応この前PSE話題に関しては、玉虫色の決着がついたみたいなので、過去のハードウェアに関して手に入らない、ということは無いようであるが・・・
不正ぎりぎりに当てはまる事項ではあるが、これだけ昔のソフトウェアになるが、法律上著作権の一部が消滅しているという場合もある。
不正ぎりぎりとわかっていても、それしか遊ぶ方法が無いのも事実なのである。
このように、すべてのソフトが正規ルートで遊べるとなれば、それはユーザーの抱え込みとしては大きな効果を発揮する可能性もある。
最後にいえることとして、ゲームの幅を広げることで、物量戦に勝利したいという狙いも伺える。
今までのゲーム機戦争を思い起こしてみよう・・・
(ある意味で勝手な判断)
第1世代ゲーム機戦争・・・ファミコン、PCエンジン、セガマークIII(マスターシステム)
(1台のハードウェアで、後でゲームソフトを買い足して、家庭で遊ぶという、新しいゲームの考え方の確立)
→PCエンジンはプレイ率は高かったがファミコンに及ばず
セガマークIIIは既に前世代のハードと化してしまったために一人負け
結局ファミコンでのソフト物量により、ファミコン勝利
第2世代ゲーム機戦争・・・スーパーファミコン、メガドライブ、PCエンジンCD-ROMROM
(高性能、高い表現力、音や内容も含めた、ゲームに対しての要求の増加に対応したゲーム機の登場)
→メガドライブはゲームプレイ率は高いものの、万人受けするソフトが少なかったためにハード売り上げは伸びず
CD-ROMROMは非常に名作が多く、今まででは体験することが出来なかったゲームが多数発売されたが、ハードが猛烈に高い上に、CDでの読み込みが遅すぎるという問題多数で伸び悩む・・・むしろ後期になってから、路線展開により一部にバカ売れしたとも・・・
むしろCD-ROMROMは、今後発売されるゲーム機に対して、多大なる影響を与えたという点では、最大限に評価出来ると思うが・・・やはり8801レベルのCD-ROM投入は時期尚早であったのか・・・
結局スーパーファミコンに、物量(&名作ソフトがコレでしか出なかった)ために事実上の一人勝ち
第3世代ゲーム機戦争・・・ニンテンドー64、プレイステーション、セガサターン、PC-FX
(CDという媒体によるゲームの大容量化、3Dという新たなゲームジャンルの確立、ゲーム機のトップ交代の宴)
→PC-FXは既に論外の代物だったので除外・・・女の子がしゃべる動くゲーム機に特化しすぎたために、マニアしか購入せず・・・いとあはれなり・・・
セガサターンは3D性能が中途半端な上に、途中から完全に女の子ゲームに路線転換したために、後半からユーザーを選ぶハードウェアに・・・隠れた名作が多いハードではあったのだが・・・
N64は、完全に子供のおもちゃに特化しすぎたために、逆にまにやのお兄様たちばかりが購入して、完全に軌道修正・・・任天堂はしばらくの間携帯ゲーム機に活路を生み出すという軌道修正に迫られたハードウェアであった
結局スーパーファミコンの流れを綺麗に汲み取り、それに成功したことで、今までスーパーファミコンで遊んでいたユーザーを完全に取り込んだプレイステーションの一人勝ち・・・やっていることはやっぱり、どこでもいいからソフト販売させるという物量戦に・・・
第4世代ゲーム機戦争・・・PS2(初期型)、ドリームキャスト、(ゲームボーイアドバンス)
(CDよりもさらなる大容量化、ゲームをより現実に近づけるという発想、ゲーム製作工程の複雑化)
→完全にハード・ソフト共に完全にぽしゃってしまったドリームキャストの一人負け・・・
GBAが隠れた大躍進のために、ゲーム機会社としてポータブルに対しての期待と研究が生まれた時でもあった。
第5世代ゲーム機戦争・・・PS2(後期・ネットワーク対応)、ゲームキューブ、XBOX
(ネットワークによる新たなゲームの可能性確立)
→XBOX Liveという新たなゲーム戦略を周りに植えつけたという点では非常に高評価であると思うが、万人受けするソフトが少なく、そもそもソフト自体が少ないために微妙な位置に・・・昔のセガの地位そのままともいえなくもない・・・
事実上の一騎打ちというような状態であったが、やはり広い年齢層を取り込むことに成功したという点では、PS2の勝利であるとも言える。
第5世代ゲーム機戦争(番外編)・・・PSP、ニンテンドーDS
→現状ではNDSが有利か・・・
PSPは、PSXの流れのままマルチメディア端末として開発するくらいなら、むしろUMDドライブの有効利用とか、PSPのまま画面出力が出来るとかやった方が良かった気がする・・・
PSPはあの画面でPS2と同じデータ出力するから見づらくて(TT
その点では、むしろNDSは携帯ゲーム機に特化している点で、万人に評価されたのではないかと思う。
ただ、携帯ゲーム機の場合、最大のダークホース、「携帯電話」があるのが何とも・・・
第6世代ゲーム機戦争(予定)・・・PS3(仮称)、レボリューション(仮称)、XBOX360
(家庭用ゲーム機の(ほぼ)完全オンライン化元年、表現力でゲームを超え、現実を超えようとしている時代がきている!? で、ありながら、新たなレトロブームが訪れているとも)
→既に第6世代ゲーム機として発売されているXBOX360が、既に売り上げ下降修正しているらしい
しかし、PS3もレボリューションも、当初第1四半期発売だった予定が、どちらもクリスマス戦略っぽい状況になりつつあることを考えると・・・
全体として見ても、やはり物量には勝てないという状態になってきている。
後は・・・プレイしたいと思うゲームが、そのハードで出るか・・・というところだろうか?
だからこそ、物量を増やすという点では間違っていないと思う。
オンラインで手軽に遊べるとなれば、ハードとしても優位に立てる可能性もある。
その点では、利害が一致したともいえるのかもしれない。
私個人としても、今回の発表でかなりレボリューションに傾きつつある。
既にPS3がゲーム機というよりも映像を重視する機械に特化することをうたっており、XBOX360は結局今までと同じ流れのまま進んでいくのだとした場合、ゲーム機という点ではレボリューションに分があるという答えも出るかもしれない。
ただでさえ、現状ゲームを作っている人たちというのは、あのゲーム機元年の80年代を生きてきた人達ばかりなのである。
無意識にも、自らが感動したゲームに近づけようという動きが見え隠れしている気もしている、同じ80年代を生きてきた人間である。
ま~裏の話をすると・・・第6世代のゲーム機には共通点があるんですけどね・・・
某社が開発した超高速ビデオメモリに真っ先に投資して、同じものが使われているという話も・・・
はてさて、どうなることやら・・・
in ニュース | permanent link | コメント(0) | トラックバック(0) | Edit | コメント管理




